格闘技の種類 カポエラ

世界には珍しい格闘技が数多く存在しています。そのうちの1つがブラジルの格闘技であるカポエラです。 かつてブラジルはポルトガルの植民地であったため、多くの黒人奴隷達が送り込まれてきました。奴隷達は支配者から理不尽な暴力を受けることが多くあったので、身を守る手段としてカポエラを生み出しました。そこで当時の支配者はカポエラに対して厳しい罰則を定めました。たとえ練習しているのを発見しただけでも処罰するというものでした。しかし奴隷達はアイデンティティーでもある格闘技を奪われたくなかったため、ダンスに見せかけて密かに練習をしていたのです。

ウェイトトレーニング

奴隷制度が廃止された1888年以降も違法な格闘技として弾圧されていましたが、1932年になって合法化されました。種類としては打撃格闘技に属し、2人が向き合うようにして蹴りを出し合います。お互いが歯車のように噛み合い、円運動によって高度な攻防技術が展開していくのが特徴です。